きょうのおしごと

さて。
バイクは250cc以下には車検がありません。なので運行前点検や定期的な点検が必要なのですが、2ストロークのバイクなどは故障でもしないかぎり滅多にお店に入ってきません。
ストロークのオイル交換式のバイクだとオイル交換の時にタイヤやチェーン、電気周りなどの軽い点検を行っているのですが、ちゃんとした点検整備はバイクが不調になってからが一番多いです。
これから秋本番ということで安全にツーリングに出かける為にも是非お立ち寄りください。


まあ前書きはここまでにして、今日はブレーキパッドを限界ギリギリまで使用した例を見て見ましょう。
新車で乗り始め走行距離8000kmの100ccスクーターです。フロントから金属音が出始めた&ブレーキが効かないとの症状で入ってきました。
案の定ブレーキパッドが限界点を越してます。パッド残量1mmくらいのところに交換時期サインがあるのですが、見る機会も無く削れてますね。
右の新品と比べると一目瞭然。パッドが無くなり金属が見え始めてます。

ブレーキディスクも偏磨耗してしまってます。パッドを交換せずこの状態で使い続けると、ディスクが割れてフロントが固まりあわや大惨事になるところでした。


車検付きだと2年ごとに交換するブレーキオイルも1度も交換していないとの事なのでついでにやっちゃいます。

ヘドロのような状態から↑  底が見える位の透明度に!↓

ブレーキオイルは吸湿性があるので長期にわたって使い続けると、熱を持ったときにふにゃふにゃになってブレーキが全く効かなくなったり、ブレーキが戻らなくなってロックしてしまいます!


心当たりのある方は12ヶ月ごとの点検整備をオススメします。
真面目な記事でした。おわり。