バイク小説

さて。
今日はみぞれ混じりの雨ですし、ネタも無いので個人的趣味にかなり偏った内容となる恐れがありますがご容赦ください。

寒い時期はおとなしく本を読むのを嗜好としております373が選ぶ、さらっと読めてハマれるバイク小説を紹介したいと思います。


まずは戸井十月(とい じゅうがつ)さんの「走れコヨーテ」

作家・ルポライター・映像ディレクターという多彩な著者が実際にバハ1000に出た体験を織り込みながら書かれた小説です。
レース経験の無い若い男の子がぶっつけでバハに出るという無謀な内容でありながら、読み進めるうちに実際のメキシコの雰囲気や熱風などを感じられ、なおかつレース中はもとよりそれ以外での出来事も手に汗握る展開のこれぞ「青春系冒険バイク活劇」となっております。
著者はフィクション・ノンフィクション問わずほかにも沢山のバイク系小説を書かれており、ルポライターの経験が生きているとても臨場感のある文章が読んでいて面白く、読み終わるとバイクに乗りたくなること間違いなしです!

少し話が逸れますが、ルポライターである著者がバイクと出合ったのは32歳。それも暴走族への取材で。そこから閃光が走り、バイクへと傾倒していった・・・・のかはともかく、免許を取って日本を飛び出し海外の道を走り始めます。
文章だと長くなるのでWIKIから略歴をコピペしましょう。

1970年 武蔵野美術大学中退
1975年 フリーライター集団『プレス75』を結成 (1980年解散)
1983年 北米大陸をバイクで縦横断
1986年 バイクでシルクロードを走破
1987年 バイクで北南米大陸縦断(-1988年2月)
1988年 バイクでカリブ海の島々(ドミニカ、キューバ等)を縦走
1990年 バイク、四輪で南米大陸一周の旅
1993年 チャーター便で、フィジー諸島を巡る旅
1995年 『ラリー・レイド・モンゴル』参加
1997年 モハメド・アリ取材
2002年 キューバ取材(フィデル・カストロ議長と会う)
                    」WIKIここまで。
1975年と1983年のあいだでバイクに取り付かれていったことが分かりますね。
さらに凄いのがこのあとの五大陸走破!
WIKIより。
「世界五大陸をバイクで走破する『五大陸走破行』を実行した。

1大陸目:北米大陸一周行(1997年5月-8月)
2大陸目:オーストラリア大陸一周行(1998年7月-8月)
3大陸目:アフリカ大陸縦断行(2001年2月-6月)
4大陸目:南米大陸1周行(2005年4月-8月)
5大陸目:ユーラシア大陸横断行(2009年7月-11月)
                     」WIKIここまで。
もちろんちょこちょこ日本に帰ってきてはいるのですが、ここまでの「走ること」への傾倒ぶりはハンパではないですね。


しかもしかも凄いのはこれだけではありません!
石井聰亙監督と共に、かの有名なB級映画「爆裂都市 BURST CITY」の原作、企画、出演をされているのです!
WIKIの小説の項に「爆裂都市」のタイトルを見つけてビックリしましたがこちらは映画と違うストーリーで、石井聰亙さん、泉谷しげるさんと共に作られた別な爆裂都市らしいです。
「爆裂都市」とは、簡潔に言えば「バイオレンスアクションロック映画」ですね。ストーリーは各々調べてください。
映画の各出演者は町田町蔵さんをはじめ、スターリンザ・ロッカーズザ・ルースターズなど当時のキレキレなバンドが集結してます!!たまりませんね!

合わせて「狂い咲きサンダーロード」の話もしたいのですが、文章が読みきれないほどになりそうなので今日はやめておきます。


おっと!今気が付いたのですが肝心の小説はひとつしか紹介できていませんね。しかしそろそろタイムリミットです。
やっぱり趣味をはさむとタイヘンな事になってしまうという良い例ですね。
反省します。いやはや。